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誤字や反確f確認せずぶっぱするやつ

オクトパストラベラー 感想

オクトパストラベラーをクリアしました。プレイタイムは67時間と飽きっぽい自分からしたら結構続いたゲームで、これを語らずには勿体ない!ということでレビューに近いような感想記事を書くことにしました。

 

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この記事は体験版で遊べる第1章等の微ネタバレを含みます。

ネタバレ踏みたくないけど読もうとする人は今すぐ買うか、とりあえず読むのやめて体験版を遊んでください。

 

そもそもオクトパストラベラーとは?

FFやDQ・サガで有名なスクウェアエニックスが出したRPGで、

ということで発売前から注目を浴びていたゲームです。

 

スクエニとしても力が入っている(であろう)タイトルで、2017年の9月にはいわばベータ版ともいえる体験版を配信してプレイヤーからの感想をフィードバックしたり、サウンドトラックをゲームの発売日と同時に販売したりと熱量もPRも凄いタイトルです。

 

『旅』を重視したゲーム性

今作のテーマはタイトルにもある通り『旅』であり、別に世界を救いに行くわけでもないです。8人のキャラクターの中から主人公を一人選び、そのほかの7人を仲間にして旅をするのですが、主人公の旅のきっかけは本当に様々で

  • 世界を見て自分の見聞を広める
  • 依頼主の無茶ぶりを果たす
  • 復讐をするため
  • 友人の代わりに旅に出る

と、深刻なものから陽気なものまで様々です。

ただ、全キャラ共に『今すぐ旅を終わらせなきゃ…!』というような旅のきっかけは(殆ど)ないので、ストーリーから離れて知らない街に行くのも(まぁ別に急いでないからいいか…)といった感じで、旅の動機からしても自然な行動になってるのでバンバン寄り道しましょう。

ちなみにレベルアップするとHP・SP共に全回復するし、道中にもセーブポイントは多めに用意されてるのでレベル上げもサクサクなので寄り道しながらレベル上げするとストレス少な目で旅を楽しめるのも嬉しい。

 

 

オクトパストラベラーの旅の楽しみとしてはやはり街を探索することです。

正直なところ、街の建造物自体の探索は面白くはないのですがキャラクターごとに持つフィールドコマンドで住人と絡むのがこのゲームの探索の真骨頂でしょう。

 

フィールドコマンド

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 8人の旅人一人ずつに専用アクションを持っていて、その中のフィールドコマンドは住人を対象に行うコマンドです。

パ-ティーに最大4人まで連れていけるので4人で専用コマンドが似ないように構成すると一回の会話でサクサクと住人を弄れます。

例えば狩人ハンイットを連れていると上記のスクショである「けしかける」を行うことが出来ます。

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「けしかける」は説明文通りに自分の捕獲してきた魔物を住人にけしかけることによる戦闘を行い、勝利すると住人が気絶する野蛮なコマンドです。

似たようなコマンドとして剣士オルベリクも「試合」で住人をぶっ倒すことが出来、これによって町で暴れる暴漢をぶっ倒したり、家の門番をぶちのめして無理やり家に入ることもできます。

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まぁ無理やり入っても嫌がられること間違いなしですが…

 

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この「けしかける」コマンドは戦闘中にハンイットのコマンド『捕獲』で魔物を捕獲していくことが必要です。相手がブレイク状態(後述)になってたり、体力が低かったら捕獲確立が上がるシステムなのでポケットモンス○ーのモンスターボー○みたいな捕獲システムです。

個人的にこの捕獲システムが本当に楽しくて、モンスターの種類によっては回復や全体魔法、混乱攻撃など様々な行動をしてくれて新しいダンジョンに入る度「このモンスターは見た目が強いから捕獲したら強い行動をしてくれそう」「ザコそうな見た目なのに混乱攻撃を持ってるからいっぱい捕獲しよう」と狩人(モンスターマスター)の血が騒いで、短いダンジョンなのに気づいたら1時間ぐらい経ってた…みたいな現象がよく起こる危険なシステムです。時間を返せ

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『捕獲したモンスターは使用回数が決まってる』且つ『モンスターの成長要素はない』のでガンガン使用して野放し、スペースが空いたらガンガン捕獲していくのがハンイットのプレイスタイルです。属性や武器種を考えてバランス良く捕獲していくとどんな相手にも上手く立ち回れるようになるので一種のポ○モンみたいな遊びをサクッと味わえるので、今から遊ぶ人はハンイットを主人公にしましょうね。かわいいしいい女なんだ、踊子にするとよりエロく

 

他にも様々なフィールドコマンドがあるのですが、もう一つ紹介したいのが『探る/聞き出す』。このコマンドは住人のプロフィールや近状を得ることが出来ます。

このコマンドはいわばサブストーリーというお使いミッションやストーリーの進行に使われるコマンドですが、話しかけられる住人のほぼ全員の情報は得られ、なおかつ一人一人様々な過去があります。

 

 

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例えばこんなモブにふさわしいセリフを言う老婆も調べてみると…

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こんな壮絶な過去があったことがわかります。

老婆はかつては悪行尽くしでまさにストーリーの重要人物…って感じの設定ですが、ストーリーには一切かかわらないモブの一人です。戦闘とかにもなったりしないし、話しかけても2~3言ぐらいのセリフしか言わない、モブof the モブの一人です。

 

このように住人の見た目は本当にただのモブですが、一人一人色んな過去があり、性格がありと『探る/聞出す』ことでモブが生きてくるのです。TRPGのように設定をしっかり見ながら一人一人の人物像を理解していきたいって人は住人全員の情報を得ると相関図が見えてきてまた一つの楽しみが得られると思います。

勿論、メインストーリーだけにしか興味がない人にはこんな情報どうでもいいので聞かなくていいしで、プレイヤーそれぞれのプレイスタイルに沿った旅を楽しめるのもこのゲームの一つの長所でしょう。

 

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ちなみにさっきの老婆は喧嘩を売ろうとすると設定どおりの滅茶苦茶な強さだったり…

 

紹介したものの他にも、

  • 住人を旅に連れて行き戦闘に連れ出す『導く』
  • 住人の所持物や武器を『盗む』

など、住人を弄って旅を自分好みに進められるフィールドコマンドが様々あります。

住人の関係が悪くなるギリギリまで盗みを働いてみたり、一人旅をしたいという娘と母親を一緒の旅に連れ回したりと旅を滅茶苦茶にできる面白さはこのゲームならではです。

 

あっさりとしたストーリー

これは良くも悪くもという意味です。

オクトパストラベラーのストーリーは8人全員ストーリーが異なり、一章ごとにストーリーの起承転結があります。それゆえに、「オフィーリアの第一章が終わったからサイラスの第二章をやろう」とキャラクター全員のストーリーを適当な順番でやる分にはあっさりしててピッタリなのですが、あっさりしすぎた弊害かたまに整合性が取れず、(本当にこのストーリーで平気だと思ったんか…?)と思わざるを得ないストーリーが存在します。テリオンは特に全体通してガバガバ

 

この旅を重視するゲームのストーリーに難癖つけるのはどうなんだろう…と自分でも考えましたが、やはり大元はRPGとストーリーが大事なジャンルのゲームなのでもう少ししっかりしていて欲しいと思ってしまうのが人間のSAGAです。

 

 

 

ストーリーの品質自体はまちまちなんですが、キャラクターごとにストーリーのテイストは異なるのはストーリーの評価点の一つ。

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例えばプリムロゼやオルベリクは旅のきっかけが重々しいこともありストーリーは少し暗めですが、根っこは『自分磨きの旅』であるトレサとアーフェンのストーリーはかなり明るいです。そのため、陰気臭い気持ちになったらトレサやアーフェンで中和したりと、プレイヤーの気分に合わせて進めるキャラクターを選ぶと気持ちが楽になり、何より全員ストーリーの雰囲気が異なるので8人全員同時並行でストーリーを進めても楽しみやすくなっています。

 

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僕はアーフェンのストーリーが特にお気に入りで、旅のきっかけもなども含めて暗かったり濃厚なストーリーではないけども、8人の中のストーリーでは伏線も含めて一番しっかりしてたんじゃないかなと。ストーリーも明るいしメリハリがあるで遊んでて本当に楽しかったです。

 

 

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もう一つストーリーの評価点を挙げるならパーティーチャットです。

ストーリーの途中にはその物語の主人公&パーティーの一人で会話をするパーティーチャットを見ることが出来ます。

パーティーチャットの内容は主にストーリーに沿ったものですが、へこむ主人公を支えたり、訪れた街の印象を語ったりと様々な種類がありますが、その後のストーリーには大きく関わらない当たり障りのない内容です。

 

オクトパストラベラーのストーリーは主人公一人に着目して進むため、パーティーメンバーはストーリーに一切関わりません。悪い言い方をすると不必要な会話です。だけど、このパーティーチャットがあるおかげで箸休め程度の休憩と共に『仲間と旅をしている』ことを思い出させてくれます。

先程も述べた通りに、オクトパストラベラーのストーリー自体はそこまで面白いとは感じませんでした。というのも、やはりこのゲームはストーリーを追いかけるゲームというよりかは『旅』をするゲームなので、この不必要な会話こそ旅を感じさせるための必要な会話であり、仲間の個性や人柄をストーリー中で無理矢理見させられるのではなくストーリー外でゆるゆるで知れるのはいいシステムだと思います。

 

 

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パーティーチャット自体はストーリー外の探索でも発生し、3~4人で雑談し始めたりします。メインストーリーが終わってやること少なくなっても、多くの組合せでパーティーチャットが発生するからちょっと嬉しかったり。

 

こういう不要だけど必要な要素が評価されている辺り、FF15を彷彿させますね…

 

 

分かりやすく奥深い戦闘

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 オクトパストラベラーのバトルシステムはターン式にFF10のようなCount Time Battleを組み合わせたようなシステムになっているため、考える時間は無限にあり、僕のような脳死ぶっぱRPGクソ下手マンにも優しい仕様になっています。ちなみに行動順は画面最上部のキャラの並び通り。

 

戦闘の基本は弱点を突くのとブーストの使い方。

敵の下部にシールドポイントと弱点が表示されており、弱点を突くとシールドポイントが1ずつ減少し、0になるとBREAK状態になります。

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BREAK状態はBREAKになったターンと次のターンに行動不可&防御力減少になるいわばスタンのような状態で、敵を2ターンの間無力化させるBREAKを狙っていくのがバトルの流れになります。

そのため、非BREAK状態のときは強力な一撃よりも手数を稼いで1ターン中に出来るだけシールドポイントを減らすのが基本です。

 

 

 

 

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手数を稼ぐ一つの手段としてはブーストがあります。

1ターンに1つ溜まっていくブーストポイント、BP(自キャラの名前下部の点)を消費することでたたかうの攻撃回数を増やすことができるので一回の行動でシールドポイントを削りきる有効な手段です。

ただ、ブーストをすると次のターンはBPが溜まらず、かつブーストには技のダメージ増加という効果もあるので『手数を稼ぐかBREAK時に高ダメージを出すか、または回復魔法につぎ込むか』はプレイヤー次第。

そのためにBPをいかに管理するかが大事であり、個人の火力はそうでもないもののアタッカーにBPを渡すことが出来る商人トレサや薬師アーフェンも戦闘で十分に活躍することが出来ます。全員のジョブを上手く回して戦闘に有利に立ち、ガンガンBREAKしていきましょう。

 

ただBREAK状態は2ターンしか続かないため、いわば行動し終わった敵をBREAKにしても実質1ターンしかスタンさせられないためうま味(UMAMI)が少ないです。

上手くBREAKを活用させるにはやはり敵が行動する前に自分が行動しなければいけないため、キャラの行動順が重要になります。このゲームには

  • ねんちゃく糸(敵単体の行動順を最後尾にする)(最強)
  • 一番槍(攻撃して次のターンは最速で行動する)
  • 黒豹の舞(味方単体の行動速度を上昇させる)

といった速度を弄るコマンドのほかにも、全キャラ共通のコマンド、『防御』することで次のターンの行動速度を上げることが出来ます。

行動順が見えるからこその行動順を意識したバトルは楽しいです。割り込みや行動不能にさせることが重要になるターン式戦闘はシンプルながら奥深くてボス戦のときは(誰を割り込ませて、この味方は最後尾だから防御させて次のターンは早めに動けるようにして、ターン開幕BREAKを狙って…)と長考させる歯応えがあり本当に面白いです。なお体験版だと味方が少ないのであんまりこの楽しさが味わえず、ただのターン式戦闘になってるの勿体なくない?

 

拘り抜いたドット絵

オクトパストラベラーの敵キャラのドット絵は本当に気合が入っていて、ロマサガSFC時代のFFのようなきめ細かいドット絵で表現されています。

先ほどから上げていたスクショでも敵のドット絵が本当に細かく表現されてるのが分かると思いますが、ボスキャラのドット絵もクオリティが高いです。

 

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 例えば、対人間ボス戦でもこの細かさ。顔の表情もしっかり出て山賊のガラの悪さを表現できてるのも勿論ですが、服のしわの印影や毛皮の明暗も表現されていてまさにスクウェアならではドット絵って感じですね。

こういうめっちゃ拘ったボスキャラのドット絵も勿論のこと、ザコ戦のドット絵含めてスクウェアのドット絵を楽しめるので、それだけのためにオクトパストラベラーをやるのも十分にアリです。

 

 

また、オクトパストラベラーはHD-2Dというドット絵と3DCGの融合したスタイルを用いてます。キャラに光を当てることで奥行きが表現されてますし、暗いところにいるキャラのドット絵も暗くしてキャラクターの距離間も上手いこと表現されてます。

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攻撃のときにはカメラワークを変えることでモンスターとカメラの距離が近くして迫力ある絵面になったり…

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個人的には魔法使ったときの容赦ない3DCGが敵にぶっ刺さるのが爽快感出てて好きです。魔法という非現実的なものがドット絵の世界に3DCGでぶっ刺さるのが良い…よくない?

この辺の技術についてはインタビュー記事が上がってるのでそこらへんを。

www.famitsu.com

 

細かいという点ではパーテイーキャラのドット絵も細かいです。

8人の旅人には剣士や狩人・学者などのキャラ固有のジョブを持っていますが、旅を進めることでバトルジョブという2つ目のジョブを持つことが出来ます。

例えば商人のトレサにバトルジョブを付けると…

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こんな感じに、見た目が変化します。

芸が細かいと思ったのは服装も変化してるのも勿論、髪形も変化していてトレサは帽子を脱いで髪をまとめたり、帽子自体が変化したりと様々なパターンが用意されています。

勿論バトルジョブをパーティーの構成に合わせて立ち回りやすくするのもありですが、見た目で決めるのも楽しいですよ。僕はマッスルポーズしながら踊る、剣士兼踊子オルベリクおじさん(35)のぎこちなさがすき

 

BGM

オーケストラで戦闘曲も多く、フィールドBGMも土地に合わせたBGMで良い…って色々語りたいけど、如何せん音楽の知識がなさすぎて「いとをかし…」しか言えないbotなのでこの記事では省きます。

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クリア後にサントラは購入するぐらいには良かったです。

 

総論

面白いけど、「は?」と言いたくなる要素もありでヒトを選ぶゲームな気がします。

合う人は

  • FF15を楽しめた
  • FF12で道草食うのが好き
  • ゼノクロでストーリー無視して探索をし続けた
  • メインストーリー以外も楽しんで進める

の1個でも当てはまるなら楽しめるんじゃないかなぁって感じです。

ストーリーに関しては所々荒いところを感じてしまうし、サブストーリーも正直おつかい&虚無の内容のやつが多くて作業感を感じてしまうのが非常に残念です。

だけども、今作のメインテーマである『旅』を楽しむための十分な要素があり、知らない場所に行く度知らないドット絵のモンスターが現れたり、強そうな町人を連れ回したり、踊子から強力な非売品の武器を盗んだり、住民の裏の人格を知れまわり、野良ダンジョンに立ち寄り武器を拾い集めたり、奥地に眠る強力なモンスターと死闘を繰り広げて、成功確率5%しかない捕獲を何度も試みたり…

メインストーリー以外にオクトパストラベラーを楽しめる要素は沢山あり、どうやって楽しむかもプレイヤー次第。自分だけのプレイスタイルで進められる良作で非常に楽しかったです。

 

欲を言えばDLCとか来ないですかね…まだまだ旅を楽しみたい…

 

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