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ソニックとファンゲームのアレコレ

 ソニック海外公式垢の運営者(?)が発言したこのツイート。要するに「ファンゲームは無利益なら基本いいよ!(勿論全部OKとはいうわけではないけど…)」っていう内容。

 

基本的にソニックとファンコミュニティの関係はかなり良好で、何だったらソニックマニアというまさにファン達が制作スタッフに加わった作品が発売されたぐらいだ。

ファンゲームコミュニティともかなり仲が良く、とあるファンゲームのトレーラーにオフィシャルアカウントが好意的なコメントを残したこともあるぐらいだ。(4年前のことであり、現在ではコメントが削除されている。)

 

一般的にファンゲームというものはIPの無断使用が行われてる以上著作権法的にかなりグレー、およびアウトのパターンもあることから公式側の一声で公開停止が決まる。過去の例ではメトロイド2の非公式リマスターが公開停止になったことがあり、あまり表立って動けるモノではないだろう。

 

そんな中でソニックのファンゲームコミュニティは活発だった印象がある。先ほどのコメントの前例もあるし、ソニック公式そのものがSanicなどのmemeを気に入ってたりと作りやすい環境があったと思われる。オンライン上であるがファン内でのエキスポイベントでファンゲームを発表しあったりと様々な動きがあった。

 

いくら活発だとしても基本的にはやはりグレー。グラフィック・BGMを本家作品を流用しているものもちらほら見られ、やはり表立って歩けないのは確かだ。気合の入った作品だとドット絵・BGMをすべてオリジナルで作ったり斬新なシステムを入れたりと熱意を感じさせる素晴らしい作品に見えたりするが、グレーゾーン内での活動ということを意識せねばならない。

 

気合の入った作品といえばで昨今話題になったのがSonic 〇mens(念のため伏字にしておく、以下Sonic_Oと称する)。非常に綺麗なグラフィック・爽快感あるアクション・ファンによる声当てと誰が見ても「凄い」と思わせるクオリティであり、それ故に注目を集めた。しかし、ゲームの出来以外にも注目を集める要因があった。Patreonだ。

 

Patreonとはクラウドファンディングプラットフォームであり、いわば寄付システムだ。Sonic_Oの前身であるタイトルでもpatreonを行い批判を集め、改名後であるSonic_Oでもpatreonを募っていることでちょっとした騒動になっている。

 

今どきのゲーム制作においてクラウドファンディングは選択肢の一つとして普及しており、特にインディーズゲー開発でクラウドファンディングを募るのはよくある話となってきた。とはいえ、ファンゲームでpatreonを募るのは極めて異質だ。IPの無断使用ともいえるファンゲームが収益を得ようとなると、基本寛容であるセガも流石に黙ってはいられないのでは?そもそも倫理的にどうなのか?このような争論を呼び起こしたのだ。

 

MiniKitty氏は「寄付は可能な限り避けるべき」とも発言しており、ひとまずの争論には決着がつきそうだ。ファンゲームとしてどんなにクオリティが高くともグレーゾーン内での製作物ということを忘れてはいけない。

ステージBGMのファンアレンジを多く投稿していたtee lopes氏をソニックマニアやチームソニックレーシングのコンポーザーに起用したりとファンコミュニティを大切にしているソニックスタッフ。願わくばこの良好な関係が続いていくことを期待している。

 

余談ではあるが、ソニックのファンゲームを製作していたFelipe Daneluz氏が手掛けるSpark the Electric Jesterシリーズの最新作、Spark the Electric Jester 3のsteamページが公開された。筆者も1及び2をプレイしており、特に2はお気に入りのタイトルの一つだ。ソニックシリーズを意識したスピード感といいアクションが気持ちいい作品。3も楽しみだ。

*1:for legal reasons I can't promise all content is ok